踊る備忘録

雑多な人が、書き留めておきたい戯言をおいてる場所

いつもと違うことをしてみたTHE ICE2023で気づいたいろんなことの備忘録

私は普段スケートを見る時は、基本1人で見に行きます。チケットの値段が安くないから興味ない人を誘いにくいし、興味のない人が見るにはスケートの試合は長丁場なことも多いからです。

加えて今季は自分の居住地の近くで試合が割とあるので、ショーは節約しようかなって思っていました。庶民なので。

ですが、今回ザアイス大阪公演のグループチケットがリーズナブルなお値段で売られているのを見つけまして。

今まで何回も行ったことあるショーだし、これは入っといても良いんじゃない?猛暑だしアウトドアレジャーはしんどい、家族で見に行くにも手頃な値段だろう、と思ったので家族3人分のグループチケットを1公演だけ購入しました。

ちなみにチケットがいくらかというと。

7月29日(土) 12:00開演
アリーナ最前列席28,500円
アリーナ席21,000円
スタンドSS席11,500円
スタンドS席7,000円
スタンドA席3,500円

7月29日(土) 17:00開演
アリーナ最前列席28,000円
アリーナ席19,500円
スタンドSS席10,000円
スタンドS席6,500円
スタンドA席3,000円

7月30日(日) 12:00開演
アリーナ最前列席29,000円
アリーナ席22,000円
スタンドSS席12,500円
スタンドS席7,500円
スタンドA席4,000円

お得なグループチケット 7月29日(土) 12:00開演
スタンドA席 ペアチケット6,000円
スタンドA席 3人チケット8,000円
スタンドA席 4人チケット10,000円

お得なグループチケット 7月29日(土) 17:00開演
スタンドA席 ペアチケット5,000円
スタンドA席 3人チケット6,500円
スタンドA席 4人チケット8,000円

お得なグループチケット 7月30日(日) 12:00開演
スタンドA席 ペアチケット7,000円
スタンドA席 3人チケット9,500円
スタンドA席 4人チケット12,000円

 

まあA席限定ではあるけど、グループチケットは結構安めの価格設定です。

普段のA席からさらに値引きしている。

 
 

というわけでザアイス大阪公演、今回家族を連れてグループチケットで入ってみたのですが、結論から言いますと良かったです。

その理由を以下に備忘録として書き出してみます。

ただしこれは私の入った会場と公演から感じ取った個人的な理由の羅列なので、私はそんなこと思わない!って人も絶対たくさんいると思いますが。自分の備忘録兼ねて書き残したいと思いました。

 


【ここが良かった、グループチケット】


・見切れゼロで手すりが前にない席が取れた

私が買った時は一般販売だったけど、購入時に席番が出たから、ある程度まぁこの辺の席なら大丈夫かなって考えて買うことができました。(何回も行ってる会場ではあるので予想もしやすかった。行ってなくてもググれば座席表出てきます)おかげで手すり前は回避できた。

 


・双眼鏡なくても楽しい、あるともっと楽しい

双眼鏡なくてもこの規模の箱なら各スケーターのリンク使い、スケートや所作の美しさは堪能できます。そして細かい表情などまで見たかったら、ちょっといい双眼鏡があれば併用して使うと、好きな選手の顔をめちゃブルーレイみたいなクオリティで見られて楽しいです!

先日私ちょっと高めの双眼鏡買ったんです。

www.kenko-tokina.co.jp

これの8×32

多分アトレックかこれが最近よく売れてる気がする

 

私は基本俯瞰で演技を見ても楽しめる&身長が平均より低いので、しっかり段差があるスタンド席を元々取りがちなのですが、たまに双眼鏡使いたい場面ってあるんですよね。で、そういう時は綺麗に見える双眼鏡使いたいわけですよ。あとスケート以外の趣味にも双眼鏡つかう場所があるので。買っちゃいました。

今回のチケットを購入した理由は、安かった以外にもその双眼鏡を使いながらショーを見るとどうなるか試したいってのもあったわけです。

試した結果大満足。今回の規模だったら私の使った双眼鏡で十分でした。動くものも追いやすいし、視野の広さも適度で、照明が落ちてても視界も暗くなりすぎず満足。対象物の見え方が綺麗。

これね、レンズ越しならテレビと一緒じゃんっていう人たまにいるんですけど、それは全く違うんですよと否定したい。テレビに映るものはカメラマンが好きなように撮ってる映像でしかないんです。双眼鏡から見えるものは自分の好きなように見えるマルチアングルなわけ。見えるものは全然違います。(ちなみに私は双眼鏡を使う場面では綺麗なジュンファンをガン見してました。)

こう考えると、双眼鏡をよく使う別界隈の人を誘うにもこのチケットは良いかもしれないですね。

 


・荷物が少なくて済むから人を誘いやすい

これはこの会場の特性も含むのですが、会場がそもそも寒くないので荷物が少なくて済む夏は寒いリンクだと防寒着がかさばりがち。スケオタなら荷物がかさばろうと良いやと我慢できても、そうでない人はこの猛暑に大荷物持って行くなんてめんどくさい!ってなるかもしれないですよ。そういう意味でもこの価格のチケット設定するのは効果的だなと。

 


・スタオベで後ろを気にしなくて済む

今回の席は後ろの席が誰もいなかったのでスタオベし放題だった。

これはただのラッキー案件かもなんですが助かりましたね。

 


他の人の意見がどうかはわからないですが、私は今後もこのチケットは設定した方がいいと思いました。

もちろん、全席こんなお得にしたら赤字になるのは明らかなので、どれくらいの量売るかなどの見極めは絶対必要になると思いますが。

普通のアイスショーの前方のチケットは高いけれど、今回のグループチケットに関しては大阪城ホール等でやってるディ○ニーオ○アイスより安い価格設定だったんです。長丁場の試合とかに比べると軽い気持ちでちょっとみてみたいな〜くらいの人も誘いやすいし、連れていきやすいです。

…それでもそこそこ長いので、うちの子どもは中盤電池切れしそうな場所はありましたが。でも万が一そうなってもこの価格ならいい勉強代だなと割り切れる値段でした。(これは余談ですが、今回子どもを連れて行ってみて、浅田真央さんが小さい子や家族に来て欲しいと言ってたショーの時間設定はかなり考えられたものだったんだなと思いました。あれはまさに休憩なしで子供の集中力が続く絶妙な時間設定。)

 


あえて思ったことをあげるなら、どうしてもバナーとか国旗出すスケオタは前の方に座りがちなので、あの位置で国旗やバナーを出しまくってたらぽつんと目立ってたのは否めない(選手から見えてたかどうかは知らん)、私と同じブロックで出してた人いなかったので。でもそれも気にならない人は気にならないですよね。

 

これで楽しんでもらって、また来たいと思ってもらうもよしだし、もう少し前で見たいって思ってもらうのもまた良しだし。

 


【ショーの内容についての気づき】


今回、普段からスケートを見てるわけでない家族を連れて行ってみて気づいたポイントがあるのでこれも書いておこうと思います。

私は正直今年のザアイスで陸ダンスコラボが発表された時に、スケーターなのに陸ダンスってどういうこと?!スケート靴は履きなよ、普通にコラボしようよ、って思ってしまってたんですよ。

正直言って見終わった後も、ダンスは上手かったしこれはこれで良いのだけど、氷上でのユニットの演技も見たかったな〜って気持ちはゼロではないです。スケートを見たいって気持ちが元々強いので。

ただ今回家族を連れて行った時に、子どもはダンスバトルと陸ダンスにめちゃ食い付いてたんですよね。(元々ダンスを習ってるってのもちょっとあるかもしれませんが。)それこそDiamondsの踊ってた新時代とか知名度すごいしみんな大好きですし。

いわゆるフィギュアスケートファン目線から見て、その企画はどうなんだよアイスショーでやる必要があるの?と思ってしまう企画が、そうでない層にとって思わぬ導入として働きうるのかも?と考えさせられる出来事でした。

ざっくりした括りにはなりますが身体表現という意味では地続きではあるので。(2組のユニットのメンバーは言うまでもなくスケートもダンスも上手い人が選ばれていました。)違う方向から興味持って、その人のスケートが見たくなるというパターンも考えられなくはない。

ダンスバトルをTikTokで配信してるのもそれを狙ってるのかな?とも。

こう考えると、アイスショーの集客が云々と言われがちな昨今ですが、その内容そのものに賛否は出るとしても、いろいろ工夫しようと試行錯誤してるのかなという感じは受けました。

私自身もこのショーの運営全部に納得いってるわけではないです。それはどうなんだ?!って思ったことも複数ありましたし。いろんな企画の告知のタイミングとか、配信関係の色々とか、ショーにつけられたキャッチフレーズへ対する違和感とか…とか…(でもそれはここには書かないでおきます長くなるので)。

 


エンタメってこのショーに限らず、ほんと過渡期なんだろうなーってのは最近一番感じることではあります。生き残るための工夫をするって大変。

チケットの売り方や告知、コンセプト諸々考えることは多いと思いますが、昔からのファンの信頼を損なわないことと、新規参入を両立させるべく頑張って欲しいと願うばかりです。

それが簡単にできたら苦労はしないのだろうとは分かってはいますが、それでも願うだけは願わせて欲しい。

 


おまけ:

今回ショーを見終わって外に出たら、ショーを見るために遠征してきた女性に話しかけられて、「家まで持って帰るのが大変だからよければもらってください!」とグッズ購入特典?のポスターをいただいてしまいました。家族連れだったのでこの人は遠征の可能性が低いって分かりやすかったんだと思います。これはある意味ラッキーな出来事なのかもしれませんが、本来はグッズ購入をしたその方が享受すべき特典であるので、特典系は持って帰りやすい大きさのものにした方がいいのではなんて思いました。ポストカードとかステッカーくらいの。トレカ付きルイボスティーがあれだけ大人気だったことからも分かりますが、今オタクは持ち歩ける推しを求める傾向にあると個人的に思う。

 

↑とこの内容をアップした後にザアイスが割と詳細なアンケートを募集してるのをみました。書いてみようと思います。