踊る備忘録

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推しへのお手紙についての質問  〜とあるスケオタのファンレター事情〜

お題「推しへのお手紙についての質問」

 

Twitterで相互のスケオタさんがブログで上記のお題をやってて、「面白そう!でも手紙にまつわるエピソードをいろいろ書くにはTwitterでは短すぎる!」と思ったので、記録を兼ねてこちらに書いてみようと思います。

 

お題は上のものをお借りさせていただきます。(こちら、はてなブログ以外でも使用してよいとのことです。書きたい方はぜひ書いてみてください!)

 

このブログでは、推し=応援しているスケート選手という意味で書いていきます。

 

ちなみに私は好きなスケーターが1人だけではないので、国内選手にも海外選手にも手紙を書いたことがある人間です。

※ただこれから書いていくものはあくまで私の過去の経験に基づいたものなので、今から書く内容が今後も適用できるかどうかはわかりません。手紙を出す際は、運営の出している情報をその都度ご確認ください。(プレゼントボックスの有無や、窓口の手紙の受付期間など、コロナ禍でルールが変わっていることがあります)

 

また、実はこれまでちゃんとしたブログは書いたことがないので、レイアウトが見づらかったりするかもしれませんがご了承ください。

それでも大丈夫でしたら、お読みいただけたらと思います。

 

 

◎初めての手紙を書くきっかけは何でしたか?


アイスショーでお手紙やプレゼントを預かってくれることを知って書いたのが、初めての手紙だったと思います。ちなみに書いた相手は小塚崇彦選手と浅田真央選手でした。(現役時)

 

◎手紙を書くのはどんなときですか?


試合やアイスショーに行く時

会場に設置されたプレゼントボックスに入れる手紙を書きます。(今はプレゼントボックスが廃止されてる会場もありますが、コロナ禍になる前は大抵どこでもそういうものがありました)。

私は海外遠征が出来ないので、特に海外選手に関しては、コロナ禍になる前はこのタイミングで手紙を頑張って書いていました。

またいつ日本に来てくれるかわからないから。


全てのイベントではないですが、ぼちぼち手紙を預かってくれるイベントが復活してきた感じがあるので、また書きたいです。

ちなみに外国語が堪能ではないので、海外選手には、自分で描いた絵をポストカードサイズに印刷したもの+簡単なメッセージを封筒に入れることもあります。

お国柄や価値観を気にせず渡せるという意味で、推し選手の絵を自分で描いて封筒に入れるという選択肢は個人的にはアリなんではないかな…と思っています。(過去にそれで喜んでくださった選手もいるので。)

 


推し選手のファンアカウントさんが企画をしてくださった時

海外の推し選手のファンアカウントさんがSNSで誕生日企画や応援企画を立て、手紙やファンアートを募集してくださったことが過去に何回かあったので、その際に手紙を書きました。

簡単なロシア語の文例を取りまとめの方に教えていただいた際には、せっかくなら書ける文章はキリル文字で書きたいと、キリル文字の特訓(大げさ)をしました。

当時、やるなら万全を期したいと思った私は、Twitterに恥を忍んで自分の書いた文字の写真をアップロードして、有識者の方々に自分の書いた文字に気になる点がないかご意見を伺ったりもしました。

(この文字とこの文字の区別がつきにくいとか、この文字のこの部分はもう少し尖らせて書いた方がいいとか、いろんなアドバイスをいただいてとても助かった)。

FF外のロシア人の方から、スペルに間違いがなくて字が読みやすくて綺麗だと褒められた時は嬉しかった。皆様ありがとう、感謝してもしきれない。

 

 

◎推し以外の人に書くことはありますか?それはどんな時ですか?


どうしてもあなたの演技が素晴らしいよと伝えたかったり、自分の心が動いた時に書いたことがあります。

 

◎今まで何通書きましたか?また1年でどのくらい書きますか?


数えてないです…1年でどのくらい出すかも変動します。

 


◎どういう方法で出しますか?

 

ひとまず過去にやったことがあるのは、以下のような方法です。
・プレゼントボックスに入れる。仕分けのスタッフさんに渡すパターンもあります。(国内・海外選手共に)

・連盟やリンクに送る(国内選手)

・応援企画を取りまとめている方にEMSで郵送(海外選手)

・応援企画を取りまとめている方に手紙やファンアート等のデータをメールで送る(海外選手)

 

 


◎下書きは作成しますか?する場合どのように作成しますか?


スマホのメモ帳に下書きをします。

外国語の場合は下書きした後に、文字を綺麗に書く練習もします。

 


◎便箋何枚くらい書きますか?また便箋はどのようなものですか?


国内選手:なるべく長くならないようにしたいので、多くとも3枚以内には収めています。便箋は市販のものです。

海外選手:自分のファンアートを印刷したポストカードと便箋を封筒に入れるという形式を取ったり、絵を描けない時は日本の風景写真付きのポストカードにメッセージを書いたものを封筒に入れたりします。

ちなみに自分はやったことないですが、以前どこかで読んで素敵だなと思ったのが、応援に使うバナーの写真を手紙に添えるというやり方です。喜ばれそうなアイデアだなそれは、と思いました。

 

 

◎便箋や封筒、筆記具などへのこだわりはありますか?


・基本はシンプルなデザインのものを用いていますが、選手の好きなキャラクターがあったり、好きな色がある場合はそれに沿ったデザインを選んだり、それにちなんだマスキングテープで軽く便箋をデコることはあります。

・街中で素敵な便箋があると、これはいつか使えるかもと思って買ってしまいます。いざという時にいい便箋にめぐり会えるとも限らないので。


 

◎誤字はどうしてますか?


誤字はどう誤魔化しても相手にバレると思うので絶対書き直します。でも元の字が汚いのもあって割とゆっくり気をつけて書いてるので、そこまで誤字った経験はないかも。

 

 

◎どんなときに文章を考えますか?


直前に慌てるのが苦手な性格で、思いついたことを忘れたりもするので、常に思ったことはスマホのメモ帳に書いておく癖があります。それを1週間くらい前から時間がある時に組み立てて、3日前から前日までには書き終えてることがほとんどです。

 


◎文章はどうやって組み立てますか?


さきほどの質問と重複しますが、スマホのメモ帳に書いているメモから、必要ない文章を削ったり肉付けしたりして文章を整えます。

 

 

◎文章の作成において大事にしていることやこだわりは何ですか?


あれこれ欲張って冗長にならないように、似た言い回しを何回も繰り返さないように気をつけています。

ただ誰かに添削してもらってるわけではないので、本当にそう書けてるかはわからない。

 

 

◎手紙の内容はどんな雰囲気ですか?


健康に気をつけて頑張ってね、あなたの演技のこういった個性に惹かれています、どんなことがあっても応援していますという内容が軸になっていることがほとんどです。

 


◎書かないようにしていることはありますか?


専門家ぶって的外れなアドバイスをする人や、本人にネガティヴな言葉を投げる人には絶対なりたくないと思っているので、手紙にもそういうことは書かないようにしています。

 

 

◎手紙にしか書かないことはありますか?


あんまり思いつきません。

 


◎ダメ出しなど、何か指摘することはありますか?


ありません。自分は一方的に推しの人生の一部を拝見しているだけの立場だと考えているので、そんな事を手紙でする意味が全くわからないし、そんなことする権利もないと思っています。

 

 

◎便箋一枚目の最初に「○○さんへ」「Dear ○○」など書きますか?


書きます。

国内選手に対しては最初に「〇〇選手へ」と書くことがほとんどですが、たまに〇〇ちゃんと呼んでほしいなどと公言してる選手にはそのように書くこともあります。

海外選手も同様です。愛称で呼ばれることを好む選手には、愛称でDear〇〇みたいに書いたりします。

 


◎手紙では推しを何と呼んでいますか?


一つ前の質問のように呼んでいます。

 

 

◎手紙本文の最初で名乗りますか?


最初では名乗りません。最後に名前を書きます。

 


◎手紙本文は敬語ですか?


日本語で書く時は基本敬語です。相手は推しであって友達じゃないので。年上でも年下でも敬語。

 

 


◎封筒の宛名で相手の名前や宛先以外に書いていることはありますか?


試合やショーで手紙を預ける場合は、選手のカテゴリや国の名前を書いたりします。

 


◎自分の住所は書きますか?


便箋の最後に書きます。単純に身元がわからない人からの手紙は怖いと思うから。

海外選手にはインスタのIDを書くこともあります。インスタにファンアートの保管庫を作っているので。

 


◎自分に関することを書くことはありますか?


あまり書かないですが、しんどいと思った時にあのプログラムを見ると私は元気が出ますとか、気持ちが癒されますとかそういうことを書いたことはあります。

 


◎本文最後に自分の名前以外に書いていることはありますか?


基本的にはないはずです。

 


◎書き出しや締めに使うお決まりの言葉や文章はありますか?


〇〇選手へ、Dear〇〇で書き始める以外の決まりはこれといって無いと思います。

 


◎取りかかりから完成までどれくらいかかりますか?


取りかかりをどこに設定するかによりますが、手紙の書き始めから完成までは長くて3日くらいだと思います。

 


◎完成するのは出す日のどれくらい前ですか?


3日前から前日までには書き終えます。試合やショーの当日に書きたくなった時のためにと小さい便箋を持ち歩いたこともありますが、使ったことはほぼないです。

 


◎手紙を書きながら予定していたより文章が増えることはありますか?


下書きの時点で文字数をカウントして、大体この行にこのくらい書くとか全部決めてるので、めったにそういうことはありません。

 


◎清書して便箋などのスペースが思いのほか余ったときはどうしてますか?


余らないように便箋の大きさを選んでいますが、もし余っても特に何か書き足したりはしません。やるとしても手頃なシールを貼るくらいかな。

 


◎下書きや手紙の文章は残しておきますか?またそれを読み返すことはありますか?


残しておきます。たまに読み返すこともあります。

 


◎手紙の中に好きという単語はどれくらい出てきますか?


あまり言わないかもしれないです。好意を伝える場合、同じ言葉を繰り返すのではなくて、褒め言葉を変えています。(綺麗、素敵、おしゃれ、かっこいいなど)

 


◎手紙を書く上での悩みはありますか?


字が汚いこと!

コロナ第一波の自粛期間に、とあるスケーターさんに影響されて美文字練習帳に取り組みましたが、最近また汚くなってる気がします。

 

 

◎手紙を書き続けて変わったことはありますか?


ダラダラ長い文章をしたためなくなりました。言いたいことはシンプルに伝えたい。

 

 

◎手紙を通して一番伝えたいことは何ですか?


健康とあなたの幸せを祈っていますという気持ち

 


◎手紙について推しから何か反応を貰ったことはありますか?


返事をいただいたり、ご本人のSNSに渡したイラストをアップしていただいたりしたことはあります。

 


◎手紙に関する事件があったら教えてください。


思いつかないですね…

 


◎あなたにとってお手紙とは何ですか?


自分の気持ちを一番素直に書ける場所。自己満足かもしれないけれど、応援の一部だと思っています。

 


◎推しへの手紙について語りたいことがあればご自由にどうぞ。


推しは推せる時に推せという言葉がありますが、私は手紙は書ける時に書けと言いたいです。

それを記したかったのが、このお題をやろうと思った理由の一つでもあります。

こういう情勢が不安定な時代だと、いつ推しに手紙を出せなくなる時がくるかわからないのだな…ということを個人的に痛感していますし、それがなくても、出せる時に手紙出しててよかったって思ったことが過去に何回もあるからです。

また、手紙を書くことは年齢を問わずできる行為であり、届ける方法さえ確保できれば金銭的負担も少なく、なおかつその人の個性が表れる応援の手段だと思うからです。全く同じ便箋で同じ筆跡の人間はいませんから。

たくさん現地に行けなくても、コンテンツに高いお金をかけられなくても、手紙を書くことはできます。

応援の仕方は様々ですから無理に全員書けとは思いませんが、もし手紙を書こうかどうか迷ってるという方がいたら…書いてみませんかとそっと背中を押したいです。

 

 


長くなってしまったわ。

ここまで読んでくださった方いるのかな?

これで終わりです。ありがとうございます!